医師会ニュース

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2020年10月01日

***医師会だよりNo.24***

尾道の地域医療に力を貸していただけませんか。

地域医療とは、地域住民が安心して暮らすことができるよう、地域住民の健康を支える医療体制のことです。高齢化社会をむかえて、現在もそしてこれからも尾道は医療介護を必要とする人は年々増え続けています。これからもどんどん地域医療を充実させていく必要がありますが、医療介護体制を充実させるには人手がいります。そこで、その地域医療体制を支える担い手の一人として、参加してくださる方を求めています。
尾道には尾道准看護学院があります。
尾道准看護学院は大正6年創立。百年以上の歴史を誇る尾道市医師会立の学校です。今までも多くの准看護師を輩出してきました。そして尾道の地域医療に貢献してくださいました。准看護師が看護職として果たす役割は大きく、特に尾道のような地方においては准看護師なくしては地域医療を支えることはできないとも言えます。この学校で、二年間勉強して准看護師の資格を取りませんか。そして尾道の医療機関や施設などで働きませんか。ここ数年、尾道准看護学院はいったん社会に出て他の仕事をしてからの入学生が増えています。昨年は67歳で卒業された方がおられます。つまり65歳で入学されたのです。いくつになっても新しいことにチャレンジし、かつそのことで周りの方の役に立てる。そして周囲の人も自分自身も元気になることが出来ます。さらに経済的な安定も得られます。
今、新型コロナの影響で、いろんなことが見通しが難しくなっています。しかし今後も少子高齢化はどんどん進む可能性があります。これからは年代にかかわらず、お互いにできることをし合い、支えあって生活していかなくてはなりません。年齢、性別に関係なく、やる気と奉仕の心を持った方、尾道准看護学院で待ってます。二年間がんばりましょう。資格を取って、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。よろしくお願いします。